歳時記のイメージ

さらに使いやすく、ネット予約もご利用ください。

文字サイズを変更
フォントサイズを大きくする   フォントサイズをもとにもどす   フォントサイズを小さくする

桂の木のおはなし

第5回は当館の仲居・みゆきさんがお話しいたします。


前回は泡の湯の「水」について。でした。
今回みゆきさんは木についてのお話しのようです。

もうすぐ秋。紅葉の美しいシーズン到来です。
この記事を作成している今日(8/29AM7:30)、
朝の気温は11℃!でした。



みなさま、こんにちは。
私、みゆきがここ白骨の自然についてご案内いたします。


みなさまはじっくりと『木』を眺めてみたことがありますか?

泡の湯の駐車場の入り口に大きな“桂”の木があります。
今回はこの木を紹介したいと思います。

この“桂”は葉のつき方おもしろい木です。
丸みをおびたハート型の葉がペアで向き合い
幹から伸びる枝に所狭しとならんでいます。

他の植物にもみられる対生という葉のつき方です。
なんだか非常に目をひきます。


この木の葉は風によく揺れます。



太陽の光を受けた時の木漏れ日は、
幾重にも重なりとてもやわらかく美しい。

アイヌの人々に“神の淑女”
と呼ばれているのもうなずけます。




あとひと月もすれば葉は黄色く染まります。
黄金色に輝く木漏れ日を浴びに是非いらして下さい。

しばし日常の喧騒を忘れ、自然の一部になりましょう。



(みゆき 2005.08.29)